1005-19 Grenadine tie Five Folds Green × White
¥26,400
SOLD OUT
KENJIRO SUZUKI Paris Grenadine (グレナディン)Silk tie をご紹介します。
いまやヨーロッパでも数台しか現存しないと言われる、低速織機を使って織られグレナディンネクタイです。現代の高速織機で織られる生地と違い、グレナディン生地は時間をかけて丁寧に織り上げられています。別名フレスコ織りともいわれ、メッシュ状で織られた生地は、反発力が強く、一般的なネクタイとは全く異なります。
生地自体に厚みがありますので、ネクタイを締めると胸元に立体感が生まれます。
写真はシングルノットで結んでいますが、それでも十分なボリュームが出ますので、立体的に仕立てられたビスポークスーツとはとても相性がいいでしょう。
<着こなしについて>
グレナディンタイは生地自体にハリがあり、その反発力こそがグレナディンの特徴となり、また魅力といえます。
グレナディンタイをしめることで非常に男性的な力強さを胸周りに与え、それが着こなしのアクセントになっています。
ネクタイの色柄は、ミディアムグリーンに生成り色の小紋柄が入ったクラッシックなモチーフになります。
ネイビーやグレーのスーツによく合う柄ですので、お持ちの無地のスーツには合わせやすいと思います。
<ポケットチーフについて>
お仕事が終わったあと、どこかにお出かけになられる際は是非ポケットチーフを入れて頂きたいと思います。チーフを挿すことで胸周りの印象がより華やかになるだけではなく、きこなし全体をまとめてくれますので、個人的におすすめです。
チーフの色柄はネクタイかシャツに合わせると、嫌味なくまとまります。
シルクチーフの場合、色が華やかなものが多いので私は基本ネクタイの色柄と合わせて選んでいます。
コットンリネンのポケットチーフではシャツの色と合わせても素敵かと思います。
<チーフ購入時の注意点>
チーフを選ぶポイントですが、一つ言えるのは夜用の光沢が強いシルク素材は選ばない方が良いということです。光沢ありのチーフはパリでは一般的ではなくまず見かけません。結婚式の際華やかさと相性がいいと考えた日本独特のものかもしれません。
私が使用しているシルク100%のポケットチーフですが、ヨーロッパで一般的に流通しているシルクチーフは光沢を抑えたものになります。
パリのconnaissseur (コネッソール:ビスポークに慣れている人達)は多くの場合光沢のない、マットな服地を選びます。光沢ありの生地はモヘア混ウールなどを除いて選ぶことがありません。
エレガントなメンズファッションは、光沢を抑えたスタイルこそシックなものではないかと思います。男性が身につけるもので光るものといえば、タイピン、カフリンクス、時計、そしてよく磨かれた靴…かと思います。このようにポイントだけで光沢ありのものを選ぶことが、暗黙の了解的なルールと言えるでしょう。
フランスで夜用の、いわゆるsmoking(タキシード) を着ることはありますが、ポケッチチーフは基本コットンリネンまたはリネン素材のものを選びます。仮に夜用といえども、チーフは光沢が少ないものをお選び頂いた方が個人的には安心かと思います。
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