2031-19 Grenadine tie Three Folds with a lining bleu solid
¥26,400
なら 手数料無料で月々¥8,800から
KENJIRO SUZUKI Paris Grenadine (グレナディン)Silk tie( 裏地付き) をご紹介します。
いまやヨーロッパでも数台しか現存しないと言われる、低速織機を使って織られグレナディンネクタイです。現代の高速織機で織られる生地と違い、グレナディン生地は時間をかけて丁寧に織り上げられています。別名フレスコ織りともいわれ、メッシュ状で織られた生地は、反発力が強く、一般的なネクタイとは全く異なります。
生地自体に厚みがありますので、ネクタイを締めると胸元に立体感が生まれます。
写真はシングルノットで結んでいますが、それでも十分なボリュームが出ますので、立体的に仕立てられたビスポークスーツとはとても相性がいいでしょう。
<着こなしについて>
グレナディンタイは生地自体にハリがあり、その反発力こそがグレナディンの特徴となり、また魅力といえます。
グレナディンタイをしめることで非常に男性的な力強さを胸周りに与え、それが着こなしのアクセントになっています。
ネクタイの色柄は、メンズファッションの基本ともいえるネイビーソリッド(紺無地)となります。私自身ネクタイは毎日締め、かなりな数を持っていますが、それでもこのネイビーソリッドタイはお気に入りの一本になります。
ネイビーソリッドはどんなスーツにも合うと言ってもいいくらい、使い回しが効きます。
ネイビー、グレー系のスーツに合うのはもちろん、起毛したフランネル生地とも良くあいますし、光沢のあるモヘアウール生地とも合います。
そしてただ合う、というのではなくしめてみるとそのなんともいえない魅力を醸し出すのがソリッドタイの魅力かと思います。
とくにこちらのソリッドタイは、グレナディン素材ですので生地に反発力があり、そこから出来る深い陰影は、一般的なソリッドタイに比べずっと深い魅力があります。
着こなし写真としてグレーフランネル生地スーツと、夏物シアサッカー生地のジャケットを載せています。
グレーフランネルは秋冬物、対して夏物シアサッカーは夏物となり、まったく異なるシチュエーションですが、ネイビーソリッドタイであればどちらもシックにまとまります。
<ポケットチーフについて>
お仕事が終わったあと、どこかにお出かけになられる際は是非ポケットチーフを入れて頂きたいと思います。チーフを挿すことで胸周りの印象がより華やかになるだけではなく、きこなし全体をまとめてくれますので、個人的におすすめです。
チーフの色柄はネクタイかシャツに合わせると、嫌味なくまとまります。
シルクチーフの場合、色が華やかなものが多いので私は基本ネクタイの色柄と合わせて選んでいます。
コットンリネンのポケットチーフではシャツの色と合わせても素敵かと思います。
<チーフ購入時の注意点>
チーフを選ぶポイントですが、一つ言えるのは夜用の光沢が強いシルク素材は選ばない方が良いということです。光沢ありのチーフはパリでは一般的ではなくまず見かけません。結婚式の際華やかさと相性がいいと考えた日本独特のものかもしれません。
私が使用しているシルク100%のポケットチーフですが、ヨーロッパで一般的に流通しているシルクチーフは光沢を抑えたものになります。
パリのconnaissseur (コネッソール:ビスポークに慣れている人達)は多くの場合光沢のない、マットな服地を選びます。光沢ありの生地はモヘア混ウールなどを除いて選ぶことがありません。
エレガントなメンズファッションは、光沢を抑えたスタイルこそシックなものではないかと思います。男性が身につけるもので光るものといえば、タイピン、カフリンクス、時計、そしてよく磨かれた靴…かと思います。このようにポイントだけで光沢ありのものを選ぶことが、暗黙の了解的なルールと言えるでしょう。
フランスで夜用の、いわゆるsmoking(タキシード) を着ることはありますが、ポケッチチーフは基本コットンリネンまたはリネン素材のものを選びます。仮に夜用といえども、チーフは光沢が少ないものをお選び頂いた方が個人的には安心かと思います。
※ブランドネームのタグの文字が赤でしたが、今回入荷分は水色となります。
当ホームページに掲載されている全ての画像・文章・情報等は著作権により保護されております。著作権者の許可なくこのサイトの内容の全て又は一部をいかなる手段においても複製・転載・流用・転売・複写等することを固く禁じます。
悪質な場合は、知的財産法(著作権法)に基づき民事訴訟となります。