Printed tie Five Folds bleu "Paisley" 1040-19
¥26,400
SOLD OUT
KENJIRO SUZUKI Paris Printed tie(プリントタイ)をご紹介します。
ネクタイの色柄は、ベース色がブルーですが、少し藍色に近いブルーになります。
真っ青な空の色というよりは深みのある青に感じます。その中にボルドーと、かすかにグリーンが入っています。
写真のように紺のスーツに合うのはもちろん、グレー系のスーツにもよく合います。
ベースがブルー系のタイということもあり、着こなしは難しくありません。
柄の入り方も、色を抑えた控えめな配色になっていますので、ビジネスシーンで着用されても悪目立ちすることはないでしょう。
<プリントタイとジャガードタイの違いについて>
ネクタイと言えば一番種類が多いのはジャガード織りになります。
ジャガード織とは、模様が立体的に見えるような織り方で作られた生地で、生地のデザインを織りあげる段階で作っていきます。
多少厚みが出るのが特徴で、立体的に仕上がります。また、生地の繊細な表情が出せる織り方として知られており、多くのネクタイがジャガード織りになっています。
対してKENJIRO SUZUKI Paris ではプリントタイを多く取り揃えております。
織りで柄を表現するジャガードタイに対して、プリントタイは細かい柄や曲線を繊細に表現できるのが特徴です。
また色の深みを出しながら光沢を抑えたマットな仕上がりになるのも特徴の一つです。
私たちが仕立てるスーツは、生地は基本光沢を抑えたものが多く、また非常にクラシカルな雰囲気を醸しだしています。
ジャガードタイももちろん相性はいいのですが、クラシカルなプリントタイも相性がいいと思っています。
またジャガードに比べずっと薄く仕上がるというのもプリントタイの特徴と言え、裏地なしの5つ折りで仕上げることでさらに軽く、やわらかく仕上がります。
締めたときの気持ちよさは一度身につけると忘れられない独特のものです。
<着こなしについて>
生地自体はジャガードに比べずっと薄いのですが、生地を贅沢に使用した5つ折りで仕上げていますので、ディンプルは綺麗に仕上がります。私は基本プレーンノットで結んでおりますが、写真をみていただければ分かる通り、ディンプルはそれほど小さくなりません。
レギュラーカラーや、タブカラーシャツではプレーンノットで十分かと思いますが、ワイドカラーの際はお好みでディンプルが大きくなるセミウインザーノットなどにしてもいいかと思います。
<仕上げ方法について>
こちらのタイは5つ折りで作られています。
5つ折り?と聞いてピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
これはネクタイ写真をご覧頂くと分かると思いますがネクタイの裏部分が見えています。本来はこの部分に裏地がありますのでここは見えない部分になります。
現在市場に出ている多くのタイが裏地付きになりますが、一部のショップでは私たちのタイのように5つ折りや7つ折りのタイもあります。
ネクタイは元来、裏地なしの仕様で作られていました。
当初は中に芯を入れない、ただ生地を折っただけのものと言われており、芯が無い分柔らかく出来るのですがネクタイ生地の端全てを手縫いで仕上げなくてはいけない為、仕上げるのに非常に時間がかかるものでした。
手縫いの手間の代わりに裏地をのせてミシン縫いで仕上げる方が、何倍も早く大量に作れることから、現在の裏地付きのネクタイが一般的になりました。
5つ折りタイの特徴は、その柔らかさにあります。
芯は中に入れていますが、あえて極薄のものにして生地の柔らかさを邪魔しないようにしています。裏地をつけず、そしてミシンを使わず全て手縫いで仕上げていることから、非常に柔らかい付け心地になります。
私は自分の仕立てるスーツに柔らかさと立体感をテーマにしております。
そのため、そこに合わせるネクタイも同じ空気感になるよう、この仕様を選んでいます。
やわらかいタイは風にふわっとなびきますし、独特の雰囲気を醸し出します。
このタイを付けていると、今まで何も感じずに付けていた他社の裏地付きのネクタイをつけると、急にボテっと重たい印象に感じます。なんだか首から硬い芯入りのものを垂らしている気がして、嫌になってしまいます。
作るのに時間も手間もかかりますし、一見5つ折りとはだれも分からないかもしれませんが、どうせ身に付けるのなら気持ちの良いものをつけたいと思います。
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