1044-19 Jacquard tie Five Folds Dark bleu × orange
¥26,400
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KENJIRO SUZUKI Paris Silk Jacquard tie Five folds をご紹介します。
こちらのネクタイは5つ折り、シルクジャガードタイになります。
濃紺ベースに煉瓦色の小紋柄が入ったネクタイとなります。
一般的な小紋柄に比べ若干遊びを持たせたデザインとなり、少しモダンな印象を与えることでしょう。ネイビーやグレー系のスーツとの相性はとてもいいと思います。
ジャガード織りということもあり、生地自体に若干の厚みがありますので、綺麗なディンプルとなります。写真の通り、濃紺のダブルブレステッド スーツと合わせると、クラッシックな柄がさらに際立ち、非常にシックな印象をつくります。
シングルノットで結びますと写真のように、小ぶりですが上品なディンプルが出来ます。
こちらの柄ですとタブカラーシャツでグッとネクタイを持ち上げるスタイルもよく合いますね。
ワイドカラーのシャツの際、もし主張があるものにしたい場合は、セミウインザーノットなども良いかと思います。
<ネクタイの長さと幅について>
長さは147cmとなり、シャツの首回りが38〜44の方にはちょうど良いサイズになります。
大剣の一番太い部分の幅は9cmとなり、太い部類に入ります。
ネクタイの幅は年毎に変化しますが、クラッシックなスーツスタイルには太めの9cmが合うと考えており、この幅にこだわって作っております。
<!>ネクタイはバイアス裁ち(伸びやすい斜めの部分)で生地をカットして作っています。また職人が一本一本手縫いで作っておりますので、長さに個体差があります。ご了承ください。
<仕上げ方法について>
KENJIRO SUZUKI Paris のネクタイの仕上げ方法は、基本5つ折りで作られています。
5つ折り?と聞いてピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
これは写真をご覧頂くと分かると思いますがネクタイの裏部分が見えています。本来はこの部分に裏地がありますのでここは見えない部分になります。
現在市場に出ている多くのタイが裏地付きになりますが、一部のショップでは私たちのタイのように5つ折りや7つ折りのタイもあります。
ネクタイは元来、裏地なしの仕様で作られていました。
当初は中に芯を入れない、ただ生地を折っただけのものと言われており、芯が無い分柔らかく出来るのですがネクタイ生地の端全てを手縫いで仕上げなくてはいけない為、仕上げるのに非常に時間がかかるものでした。
手縫いの手間の代わりに裏地をのせてミシン縫いで仕上げる方が、何倍も早く大量に作れることから、現在の裏地付きのネクタイが一般的になりました。
5つ折りタイの特徴は、その柔らかさにあります。
芯は中に入れていますが、あえて極薄のものにして生地の柔らかさを邪魔しないようにしています。裏地をつけず、そしてミシンを使わず全て手縫いで仕上げていることから、非常に柔らかい付け心地になります。
私は自分の仕立てるスーツに柔らかさと立体感をテーマにしております。
そのため、そこに合わせるネクタイも同じ空気感になるよう、この仕様を選んでいます。
やわらかいタイは風にふわっとなびきますし、独特の雰囲気を醸し出します。
このタイを付けていると、今まで何も感じずに付けていた他社の裏地付きのネクタイをつけると、急にボテっと重たい印象に感じます。なんだか首から硬い芯入りのものを垂らしている気がして、嫌になってしまいます。
作るのに時間も手間もかかりますし、一見5つ折りとはだれも分からないかもしれませんが、どうせ身に付けるのなら気持ちの良いものをつけたいと思います。
<ポケットチーフについて>
お仕事が終わったあと、どこかにお出かけになられる際は是非ポケットチーフを入れて頂きたいと思います。チーフを挿すことで胸周りの印象がより華やかになるだけではなく、きこなし全体をまとめてくれますので、個人的におすすめです。
チーフの色柄はネクタイかシャツに合わせると、嫌味なくまとまります。
シルクチーフの場合、色が華やかなものが多いので私は基本ネクタイの色柄と合わせて選んでいます。
コットンリネンのポケットチーフではシャツの色と合わせても素敵かと思います。
<チーフ購入時の注意点>
チーフを選ぶポイントですが、一つ言えるのは夜用の光沢が強いシルク素材は選ばない方が良いということです。光沢ありのチーフはパリでは一般的ではなくまず見かけません。結婚式の際華やかさと相性がいいと考えた日本独特のものかもしれません。
私が使用しているシルク100%のポケットチーフですが、ヨーロッパで一般的に流通しているシルクチーフは光沢を抑えたものになります。
パリのconnaissseur (コネッソール:ビスポークに慣れている人達)は多くの場合光沢のない、マットな服地を選びます。光沢ありの生地はモヘア混ウールなどを除いて選ぶことがありません。
エレガントなメンズファッションは、光沢を抑えたスタイルこそシックなものではないかと思います。男性が身につけるもので光るものといえば、タイピン、カフリンクス、時計、そしてよく磨かれた靴…かと思います。このようにポイントだけで光沢ありのものを選ぶことが、暗黙の了解的なルールと言えるでしょう。
フランスで夜用の、いわゆるsmoking(タキシード) を着ることはありますが、ポケッチチーフは基本コットンリネンまたはリネン素材のものを選びます。仮に夜用といえども、チーフは光沢が少ないものをお選び頂いた方が個人的には安心かと思います。
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